拡大解釈(誇大視)と過小評価
拡大解釈と過小評価とは?
拡大解釈は自分の失敗を過大に考えることで、過小評価は長所を過小に評価することです。反対に、他人の成功を過大評価し、他人の欠点は見逃すことは”双眼鏡のトリック”とも言われます。
具体例
些細なミスをおかして、「なんてことだ。これですべて台無しだ」と考える。
「子供は9時に寝なければダメな子になる」と思っていたところ、子供が9時を過ぎて起きていたため「今まで苦労が無になった」と泣き叫ぶ
上記の例は、失敗の意味を過大に考えているので「誇大視」といえます。些細な失敗を犯したことで今までのことが100%の失敗になると考えているとすれば、「全か無か思考」ともいます。
このように「認知の歪み」のパターンは互いに重なりあっている場合も多く、いつもどれか一つの分類だけにあてはまるわけではありませんのでご注意下さい。