個人化(自己関連づけ)
個人化とは?
”良くない出来事・悪い結果・悲惨な出来事・不幸な展開”の原因を全て『自分(個人)』に求めてしまうことです。
『自分の意図的な悪意や利己的な欲求によって悪い結果が起こった』という具体的な根拠(直接的な責任)がないにも関わらず、『自分のせいでこんな悲惨な結果になってしまった』と信じ込んでしまう原因帰属の誤謬です。
他者や社会から非難されるべき自分の欠点や過失があるわけでもないのに、自分自身の責任で重大な問題が起きたと思い込むので、強烈な罪悪感や自責感が生じて抑うつ感(絶望感・無気力)へと発展することがある。
具体例
浮気をした夫を前にして「夫が浮気をしたのは自分が夫を放っておいたからだ」と考える
アドバイス
他人に100%の影響を及ぼすことは不可能です。良くないことが起こった場合、それを自分の責任と考えるよりは「どうすれば問題を解決できるのか」を考えるほうが健全で大切なことです。
「自己関連づけ」の思考パターンを繰り返すと、罪の意識を感じることになり、その結果自己評価が低下してしまうので注意しましょう。